Tuesday, May 22, 2018 11:46 AM

「理性の声」に期待 ロムニー氏、再挑戦

 トランプ共和党政権への審判となる11月の中間選挙で、2012年大統領選の共和党候補ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(71)が同党の牙城の一つ、西部ユタ州で連邦上院選に出馬した。過去にトランプ大統領を「ペテン師」とこき下ろした党主流派の重鎮。奔放な大統領にブレーキをかける「理性の声」(支持者)になるとの期待が集まる。

 「ユタと米国のために闘う。名誉と尊厳のある上院議員になる」。4月21日、州都ソルトレークシティー近郊で開かれた州共和党大会。アリーナに集まった3600人超の党員にロムニー氏は訴え掛けた。

 12年大統領選でオバマ大統領(当時)に敗れたが、16年にトランプ氏を「いんちきなペテン師」と呼び、再び注目を浴びた。17年には人種差別容認とも受け取れる発言をしたトランプ氏を戒め、存在感を示した。(共同)