Wednesday, May 23, 2018 10:43 AM

ライバル強力、得票に注目 大谷、球宴投票にDH登録

 大リーグで4勝、6本塁打と投打の「二刀流」で活躍するエンゼルスの大谷翔平(23)が指名打者としてオールスター戦(7月17日=日本時間18日・ワシントン)のファン投票に登録されたことが22日、明らかになった。プロ野球日本ハム時代、5度のうち4度はファン投票による選出だった。1年目の大リーグでは、本塁打競争に出るかどうかで話題を呼んでいた中、6月から開始見込みの得票の行方が注目される。

 先発野手が対象の投票で、候補に予想されるライバルは強力だ。レッドソックスのマルティネスは打率3割4分3厘、15本塁打、41打点と好調のチームを引っ張る。昨季のナ・リーグ本塁打王でヤンキースに移籍1年目のスタントンは11本塁打、28打点の成績を残す。

 大谷は先発登板日とその前後を含めた3日間は打者出場を控えている。打席数が少ないため、数字だけの評価では不利だ。ただ話題性は十分で、18日の打撃練習での飛球が513フィート(約156メートル)と測定され、ずばぬけた飛距離も脚光を浴びている。22日のブルージェイズ戦では敵地ながら打席で観客の拍手を受け、認知度アップを印象づけた。「機会があればもちろん光栄なこと。出てみたいなという気持ちはあるが、まだ実力的には足りない」と控えめな言葉に夢舞台への意欲をにじませる。(共同)