Wednesday, May 23, 2018 10:47 AM

アマゾン監視技術に反発 米人権団体「警察に提供」

 米自由人権協会(ACLU)などの人権団体は22日、アマゾン・コムの顔認識技術が米警察当局など行政の監視システムに使われているのは人権侵害だとして、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)に対し行政へのサービス提供をやめるよう要請した。

 アマゾンの顔認識技術は人工知能(AI)を活用し、動画中の人物を特定したり、追跡したりできる。同社のホームページでは、フロリダ州オーランドの警察当局が容疑者検知などで活用する計画があると紹介。日本でもこの技術を使ったサービスを展開している。

 人権団体は「人々は行政当局から監視されずに街を自由に歩くことができるべきだ。顔認識技術はこうした自由に対する脅威だ」と主張。政府や警察が移民監視や政治的な抗議参加者の特定に使う恐れがあると指摘している。(共同)