Wednesday, May 23, 2018 10:49 AM

再捜索、29日打ち切りへ 不明マレーシア機で新政権

 マレーシアのローク・シウフォーク運輸相は23日、首都クアラルンプール近郊で記者会見し、2014年3月に消息を絶ったクアラルンプール発北京行きマレーシア航空機(乗客乗員239人)の再捜索を29日に打ち切ると明らかにした。23日に開かれた閣僚会議で決定した。

 「航空史上最大のミステリー」となった不明機の行方を解明する糸口は見つからないまま、捜索が終わる可能性が高まった。

 ナジブ前政権は海洋探査を手掛ける米企業オーシャン・インフィニティと1月に契約。17年1月に事実上中止された捜索を、海域を変えて再開した。再開から90日以内に機体本体かフライトレコーダー(飛行記録装置)が見つかった場合のみ、政府が報酬を支払うとの条件だった。(共同)