Wednesday, May 23, 2018 10:49 AM

日大前監督、大学職務停止 コーチ辞意、反則指示否定

 日本大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が悪質な反則行為で関西学院大の選手を負傷させた問題で、日大は23日、内田正人前監督と井上奨コーチが東京都内で緊急記者会見を開き、内田前監督は大学の常務理事の職務を一時停止して謹慎する意向を示した。井上コーチは辞任を表明した。関学大の選手を危険なタックルで負傷させた選手への意図的な反則指示を改めて否定。宮川選手や関学大の選手、保護者らには謝罪した。

 内田前監督は自らの去就について、日大の第三者委員会の調査結果を待った上で「大学側の判断に任せる」と話した。

 会見では「ルールを守るという原則でやっている」と強調し、悪質な反則タックルについて自らの指示を否定した。宮川選手に「やらなきゃ意味ないよ」と言ったのかとの問いには「その言葉は絶対に言っていない」と述べた。井上コーチは「宮川選手にクオーターバックをつぶしてこいと言ったのは真実」と認めた上で「けがをさせるという目的の指示はしていない。過激なことは言ったが、正直覚えていない」と説明した。(共同)