Thursday, May 24, 2018 10:52 AM

ギャング出身国の支援削減 米大統領「けだもの」非難

 トランプ大統領は23日、ニューヨーク州で開いた不法移民対策の会議で、中米に本拠地があるギャング「MS13」のメンバーが米国に不法入国するのを阻止する対策を十分に取っていない国に対し、経済支援を削減する計画を進めていると明らかにした。

 米国で殺人や誘拐などの凶悪犯罪を相次ぎ起こしているMS13のメンバーは、多くが不法移民。トランプ氏は「以前、彼らをけだものと呼んで私は批判された。人間だという人がいるが、彼らは人間ではない。けだものだ」と重ねて非難した。

 トランプ氏は、ギャングの出身国に対して米国は多額の支援をしていると指摘し、こうした国への支援を「大きく削減する」と述べた。中米諸国への援助を減らすとみられるが、対象国名など詳細は明らかにしなかった。(共同)