Thursday, May 24, 2018 10:54 AM

働き方法案きょう採決 衆院、委員長解任案を否決

 安倍政権が最重要法案と位置付ける働き方改革関連法案を巡り、衆院厚生労働委員会は24日の理事懇談会で、25日午前に質疑と採決を実施する日程を高鳥修一厚労委員長(自民党)の職権で決めた。月内に衆院を通過する見通しが強まった。立憲民主など野党6党派の国対委員長は国会内で会談し、25日の採決を認めず、加藤勝信厚労相の不信任決議案提出を検討する方針を確認した。

 立民の辻元清美国対委員長は自民党の森山裕国対委員長に加藤厚労相の不信任案提出を検討していると伝え、採決の見送りを求めた。立民幹部は不信任案に関し、25日午前の厚労委の理事会後に最終判断すると明らかにした。

 不信任案が提出された場合、与党は25日午後の本会議で否決し、同日中に厚労委を開いて法案を採決、29日に衆院を通過させる日程を描く。(共同)