Thursday, May 24, 2018 10:54 AM

ブルキナファソが台湾断交 中国が孤立化へ攻勢

 台湾の呉外交部長(外相)は24日夜、西アフリカ・ブルキナファソと同日付で断交したと発表した。ブルキナファソは近く中国と国交を結ぶとみられる。1日にカリブ海のドミニカ共和国が台湾と断交したばかり。台湾を国際舞台から孤立させる中国の攻勢が強まった。

 台湾独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、断交は4カ国目。

 1カ月で2カ国目の断交となり、呉部長は「大きな衝撃だ」と述べ、責任を取って辞任する意向を示した。「北京の圧力には屈しない」「金銭外交はしない」と強調し、中国が巨額の経済援助で外交関係を奪ったとの認識を示した。(共同)