Friday, May 25, 2018 11:17 AM

日大学長が騒動謝罪 指示の有無、言及避ける

 日本大アメリカンフットボール部の選手が関西学院大の選手を悪質な反則で負傷させた問題で、日大の大塚吉兵衛学長が25日、東京都内で記者会見し、一連の騒動について「本学に責任がある」と謝罪した。指導陣による反則の指示があったかどうかで、危険なタックルをした宮川泰介選手と内田正人前監督らの主張が食い違っている点については「第三者委員会にまとめていただこうと考えている」と具体的な言及を避けた。

 対応が後手に回り、騒動が拡大したことに「(日大と関学大の)部同士、(関東学生)連盟で解決できるという考えできたことは事実。対応が遅いという形になってしまった」と反省。危機管理が「残念ながらできてない状況」と認めた。

 単独で記者会見する形になった宮川選手について「学校としてサポートできなかった。いろんな意味で申し訳ない」として、大学への早期復帰を支援する意向を示した。(共同)