Friday, May 25, 2018 11:18 AM

働き方法案、採決強行 衆院委可決

 安倍政権が最重要法案と位置付ける働き方改革関連法案は25日、衆院厚生労働委員会で、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決された。与党は29日の本会議で衆院を通過させ、参院に送付する考え。6月20日までの会期内の成立を目指す。「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」に反対する立憲民主など野党6党派は「前代未聞の強行採決だ」(立民の辻元清美国対委員長)と猛反発した。

 野党は25日午前、加藤勝信厚労相の不信任決議案を衆院に提出し、厚労委は質疑を中断。与党は午後の本会議で不信任案を否決後、厚労委を再開し法案を可決した。

 加藤氏は可決後「70年ぶりの大きな改正だ。国民に理解してもらえるよう努力し、一日も早い成立を図りたい」と記者団に述べた。国民民主党の山井和則氏は「審議は不十分だ。人の命が懸かる法案を強行採決したのは今までにない」と批判した。(共同)