Friday, May 25, 2018 11:18 AM

米、北朝鮮に再び圧力 来週にも追加制裁

 6月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止に踏み切ったトランプ大統領は、北朝鮮を核放棄に追い込むため再び圧力を強める構えだ。米政府高官は24日、北朝鮮に追加制裁を科す可能性に言及、米紙は来週初めの発動が検討されていると報じた。軍事力も誇示しながら対話の余地は残し、金正恩朝鮮労働党委員長の出方を見極める方針だ。

 トランプ氏は25日、米朝の敵対関係を改善するためにも「首脳会談が切実に必要」と訴えた北朝鮮の金桂冠第1外務次官の談話について「生産的」とツイート。「どこに向かうか間もなく分かるだろう。永続的な繁栄と平和につながることを望む」とした。

 トランプ氏は会談中止を通告した24日の正恩氏への書簡では、米軍の核戦力は北朝鮮に比べはるかに強大だと強調した。ホワイトハウスでは記者団を前に「世界最強の米軍は準備ができている」と語り、北朝鮮をけん制した。(共同)