Friday, May 25, 2018 11:21 AM

対北朝鮮、閣僚協議合意へ 日露首脳26日会談

 安倍晋三首相は26日午後(日本時間同日夜)、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン(大統領府)で会談する。北朝鮮の完全非核化の実現へ緊密連携を確認。米朝首脳会談の中止を受けた今後の対応も議論する。日ロ両国の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)の早期開催でも合意する見通しだ。

 会談で首相は、北朝鮮が核放棄へ具体的な行動に出るまで圧力を継続する日本の立場を説明。日本人拉致問題の解決への協力を改めて要請する。プーチン氏は対話重視の姿勢で、米朝首脳会談の中止について「残念だ」としている。首相は会談で、事態打開へロシアが役割を果たすよう促したい考えだ。

 2プラス2は、年内のモスクワ開催で調整が進む見通しだ。実現すれば、2017年3月の東京での会合以来、3回目。安全保障分野での人的交流を重ねて信頼醸成を図り、北方領土交渉の進展につなげる狙いがある。(共同)