Tuesday, May 29, 2018 11:24 AM
定数増で「1票格差」解消 自民、今国会法改正を検討
自民党は参院「1票の格差」是正に向け、選挙区と比例代表で定数を計6人増やす公選法改正の検討に入った。比例代表では政党が当選する順を事前に決める「拘束名簿式」を一部導入する。吉田博美参院幹事長らが29日、明らかにした。党内合意を得た上で他党に賛同を呼び掛けて今国会成立を期す。隣接県を一つの選挙区に統合する「合区」を当面容認する格好。議員の「身を切る改革」に逆行すると批判も浴びそうだ。
自民党は憲法改正による「合区」の解消を掲げている。だが議論が進まず、来年夏の参院選に「間に合わない」として合区をひとまず維持して定数増で対応する方向に転じた。公明党は賛同する構えだ。
吉田氏は29日の記者会見で「真剣に検討している」と表明。その後、岡田直樹参院幹事長代行は竹下亘総務会長(島根)や石破茂元幹事長(鳥取)ら合区対象の4県連会長に具体案を説明した。(共同)
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