Tuesday, May 29, 2018 11:25 AM

通常国会、会期延長へ 7月上旬か6月末有力

 政府、与党は29日、通常国会の会期末を6月20日から延長する方針を固めた。6月末か7月上旬までの複数の延長幅を検討している。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案や働き方改革関連法案など重要法案の審議日程がぎりぎりの状態のため、確実に成立させる狙い。30日には安倍晋三首相と野党党首による2016年12月以来の党首討論を予定しており、与野党の攻防は激しさを増す。

 自民党幹部は29日、IR整備法案などの重要法案について「少し審議時間が足りない。延長は仕方がない」と取材に答えた。公明党幹部も「そろそろ延長幅を考えないといけない」と指摘した。

 野党側は、森友・加計学園問題をはじめとする安倍政権の不祥事を受け、内閣不信任決議案などの提出を検討している。与党は審議日程の引き延ばしが続くとみて、会期延長はやむを得ないと判断した。(共同)