Tuesday, May 29, 2018 11:26 AM
米輸入制限に懸念伝達へ 日欧、強硬姿勢に対抗
トランプ政権が検討する自動車の輸入制限策に対し、世耕弘成経済産業相は31日にパリで開く日米欧貿易担当相会合で米側に懸念を直接伝える見通しだ。欧州連合(EU)と結束して米政権の強硬姿勢に対抗する構え。31日からカナダで開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でも通商問題を巡る攻防がありそうだ。
日米欧会合には世耕氏のほか、ライトハイザー米通商代表とEUのマルムストローム欧州委員が出席する。
トランプ氏は今月23日、自動車に追加関税を課す輸入制限策の検討を指示した。最大25%とされる関税が課されれば日欧の自動車メーカーに打撃となる。日本政府関係者は「発動されれば日本経済を揺るがす影響が出るのは間違いなく、EUと連携するしかない」と焦りを募らせる。(共同)
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