Wednesday, May 30, 2018 10:36 AM
一宮の波「最高に面白い」 サーフィン、五輪へ朗報
今月下旬、2020年東京五輪の追加種目サーフィンの国際大会が五輪会場となる千葉県一宮町の釣ケ崎海岸で行われ、力のある波に恵まれて成功裏に閉幕した。競技の本場オーストラリアや米国に見劣りする日本の波質が五輪への懸念材料だったが、海外の有力選手らにも「最高に面白い」と好評で、五輪関係者には朗報となった。
世界中から新進気鋭の若手が集まった「一宮千葉オープン」。21日の開幕前から日本列島南に低気圧が発達し、沖からの風を吹かせて大きく滑らかに割れる波を送り込んだ。迫力のある波乗りで大会は盛り上がり、一宮町サーフィン業組合の鵜沢清永組合長は「問題なく進みすぎているほど」と胸をなで下ろした。
波が静まる時間帯もあったが、多くの選手が高波を当てて大技を繰り出した。理想的な競技条件で、世界中のプロツアーを回るファビアノ・ファリアス審判員も「全体的にサイズは小さいが、大きな波が立つ時もある。五輪開催には問題ない」と太鼓判を押した。(共同)
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