Wednesday, May 30, 2018 10:39 AM

米利上げ加速観測後退、イタリア政局不安で 6月利上げ確率は高水準のまま

 米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを加速するとの観測が後退している。イタリアの政局不安が欧州全体の経済に影を落とすとの懸念が背景にある。

 米国の政策金利、フェデラルファンド(FF)金利先物は米東部時間29日午後現在、FRBが年内にあと3回利上げする確率が13.7%であることを示す水準にあり、前週末の30.3%や1週間前の43.9%から大幅に低下した。

 6月12、13日の次回会合でFRBが金利を現在の1.50〜1.75%から1.75〜2.00%へ引き上げることを見込む確率は75.0%と、依然として高い水準だが、前週末の90.0%や、1週間前の95.0%からは低下している。(共同)