Wednesday, May 30, 2018 10:39 AM

北朝鮮収容所に数万人投獄 米報告書、中国に懸念も

 米国務省は29日、世界の信教の自由に関する2017年版報告書を発表した。北朝鮮では宗教活動に携わった人たちへの迫害が続き、政治活動や信教などを理由に政治犯収容所に投獄された人が推定約8万〜12万人に上ると非難した。中国政府による宗教活動の制限にも懸念を示した。

 ポンペオ国務長官は29日、国務省で記者会見し「信教の自由促進はトランプ政権の最優先課題だ」と強調。7月25〜26日に各国から担当閣僚や人権団体幹部らを招いた国際会議を国務省で開催すると表明した。

 ブラウンバック信教の自由担当大使は会見で、開催準備を進めている米朝首脳会談でも北朝鮮の政治犯収容所の問題が取り上げられるとの認識を示した。(共同)