Thursday, May 31, 2018 11:15 AM

トランプ氏主張を疑問視 スパイ疑惑で有力共和議員

 2016年の米大統領選で連邦捜査局(FBI)が自陣営に不当に「スパイ」を潜入させていたとトランプ大統領が訴えている問題で、下院監視・政府改革委員会のガウディ委員長(共和党)は30日、FBIの捜査に問題はなかったとして大統領の主張を疑問視した。

 トランプ氏は、当時のオバマ政権が「政治的意図」でスパイを送り込んだ可能性があるとし、事実なら「最大のスキャンダルだ」と指摘しているが、野党民主党だけでなく、与党共和党からも「証拠はない」(ルビオ上院議員)などと懐疑的な見方が相次いでいる。

 司法省から先週、スパイ疑惑に関して説明を受けたガウディ氏は30日、CBSテレビの番組で、FBIはロシアによる米大統領選への介入を調べていたと指摘し、標的としていたのは「ロシアで、トランプ陣営ではない」と語った。(共同)