Friday, June 01, 2018 11:09 AM

米中、閣僚級貿易協議へ 3回目、先行きは不透明

 米国のロス商務長官が2〜4日の日程で中国を訪問し、米中両国の閣僚級による貿易協議を行う。貿易摩擦が激化して以降では3回目の協議。中国による米国産品の輸入拡大策などについて議論する。前回協議で両政府は制裁関税の発動棚上げで合意したはずだったが、米国はその後も発動の準備を進めており、協議の先行きには不透明感も漂う。

 訪中は2、3両日とする報道もある。

 前回協議は5月17、18日にワシントンで開催。中国は、米国から求められた年2000億ドル(約21兆8000億円)の貿易黒字削減という数値目標設定は拒否したものの、米国から農産物やエネルギー資源の輸入を大幅に増やすことに同意した。今回の協議では、輸入品目や金額の詳細を詰める見通し。(共同)