Friday, June 01, 2018 11:09 AM

米失業率3.8%に低下 5月、18年ぶり

 米労働省が1日発表した5月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、失業率が前月から0.1ポイント低下して3.8%となり、2000年4月(3.8%)以来、18年1カ月ぶりの低水準となった。景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は前月から22万3000人増えた。市場予想の18万8000人程度を上回った。

 連邦準備制度理事会(FRB)は今月に追加利上げを見込んでおり、就業者数が大きく伸びたことで利上げ実施は一段と濃厚になった。5月の就業者の増加幅は、景気が順調に拡大しているとされる20万人を上回った。

 就業者数は民間部門で21万8000人増、政府部門で5000人増えた。民間では医療や小売業、建設業の伸びが大きかった。失業率は成人男性、成人女性、10代のいずれも低下した。(共同)