Friday, June 01, 2018 11:09 AM

9割超の地点が地価上昇 4月、07年の調査開始後初

 国土交通省が1日発表した三大都市圏と主な地方都市の四半期ごとの地価動向報告(4月1日時点)は、商業地と住宅地計100地点のうち、91地点が前回調査(1月1日時点)から上昇した。上昇が全体の9割を超えるのは2007年の調査開始以来初めて。

 上昇は2地点増えた。横ばいは2減の9地点、下落は15四半期連続でゼロだった。国交省は「オフィスやホテルへの投資が好調な上、利便性の高い地域でマンション需要が増えている」と分析、「全体として緩やかな上昇基調が続いている」としている。

 全国の上昇地点のうち、上昇率6%以上は6四半期連続でゼロ、「3〜6%」は1増の15地点、「0〜3%」は1増の76地点だった。(共同)