Monday, June 04, 2018 10:47 AM

国連報告者に「地獄行け」 比大統領が暴言

 フィリピンのドゥテルテ大統領は3日、同国の最高裁長官罷免の動きを批判した国連のガルシアサヤン特別報告者に対し「内政に口出しするな。地獄へ行け」と暴言を吐いた。マニラでの記者会見で発言した。

 最高裁は5月、セレノ長官の解任を決定。セレノ氏はドゥテルテ政権が進める強権的な麻薬犯罪対策に批判的で、ドゥテルテ氏は「敵」と呼ぶなど公然と非難し、早期の罷免を求めていた。

 ガルシアサヤン氏は1日、こうした動きに「司法の独立が脅かされている」と懸念を表明。これに対し、ドゥテルテ氏は会見で「彼は特別な人間ではなく、私は特別報告者の肩書を認めない」と反発した。(共同)