Wednesday, June 06, 2018 11:01 AM

ハワイ移住から150年 初代の子孫ら220人集合

 今年は日本からのハワイ移住が始まって150年。最初の渡航が明治元年だったことから「元年者」と呼ばれる移住者を先祖に持つ子孫ら約220人が4日、ホノルルに集まり親好を深めた。7日(日本時間8日)には秋篠宮夫妻も出席して150年の記念式典が予定され、現地はお祭りムードに包まれている。

 「知っている日本語は1から10の数字だけ。でも家族の歴史に誇りを感じている」。エケラ・カアナプさん(37)が笑顔で話した。元年者で、ハワイ島で現地女性と結婚した佐藤徳次郎さん(1847〜1911年)のやしゃごだ。夫レイモンドさん(53)も別の元年者のやしゃご。2人には8人の子供がいる。

 この日集まったほとんどの人は、9人の子供をもうけた徳次郎さんの子孫。ハワイ島や米領グアムのほか、シカゴやテキサス州など米本土からも駆け付けた。最も若い世代は徳次郎さんを初代と数えて8世代目に当たる幼児2人。職業も弁護士や企業家、医者、公務員、フラダンスの先生など幅広い。(共同)