Wednesday, June 06, 2018 11:03 AM

外交官不調で米作業部会 キューバと中国で発症

 ポンペオ米国務長官は5日、キューバと中国にある在外米公館で勤務していた外交官らが原因不明の体調不良を訴えた問題を受け、サリバン国務副長官をトップとする作業部会を5月23日に設置したと発表した。

 国務省によると、キューバの首都ハバナの米大使館職員ら24人が、脳振とうや軽度の外傷性脳損傷の診断を受けた。5月には中国広東省広州市の米総領事館の職員にも同様の症状が確認された。

 作業部会は治療や原因究明、対外交渉などを担う。キューバや中国で勤務する外交官らは、聴覚の異常を感じた際には医療チームに報告するよう指示されており、これまでにめまいや耳鳴り、難聴などの症状が報告されているという。(共同)