Thursday, June 07, 2018 11:09 AM

不法移民政策は違憲と地裁 聖域都市フィラデルフィア

 ペンシルベニア州の連邦地裁は6日、トランプ政権が不法移民に寛容な「聖域都市」に対し、政権の方針に従わなければ補助金を停止するとした措置について、憲法違反との判断を出した。判断の効力は同州フィラデルフィアに限られるとの見解も示した。

 フィラデルフィアは同措置を不当としてセッションズ司法長官を相手取って提訴していた。聖域都市への補助金停止を巡っては中西部シカゴなども同種の訴訟を起こしている。

 問題の措置は、連邦政府の移民対策担当者が尋問のため地方の刑務所に自由に出入りできることなどを補助金交付の条件と定めている。(共同)