Thursday, June 07, 2018 11:10 AM

大統領の主張「証拠ない」 スパイ疑惑で米下院議長

 2016年の米大統領選で連邦捜査局(FBI)がトランプ陣営に不当に「スパイ」を潜入させていたとトランプ大統領が非難している問題で、ライアン下院議長(共和党)は6日、大統領の主張を裏付ける「証拠はない」と述べた。

 トランプ氏は、民主党候補だったクリントン元国務長官を有利にするためにスパイが送り込まれた可能性があると問題視している。FBIはロシア政府の米大統領選介入を調べていたとされ、ライアン氏は問題はなかったとの見方を示した。

 下院監視・政府改革委員会のガウディ委員長(共和党)らが最近、大統領の主張を疑問視し、これに下院共和党トップのライアン氏が加わった格好。トランプ氏が反発を強める可能性がある。(共同)