Thursday, June 07, 2018 11:10 AM

中国企業、データ共有か FB、米議員が問題視

 交流サイト大手のフェイスブック(FB)は6日までに、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を含む約60社の端末メーカーに利用者データへのアクセスを許可していたと明らかにした。米上下両院の議員は、安全保障上の問題が指摘される中国企業に個人データが共有された恐れがあるとして、FBに詳細な説明を求めている。

 ニューヨーク・タイムズが3日、FBが利用者から明確な許可を得ないで、メーカーに個人データへのアクセスを認めていたと報じた。これに対しFBは、初期のスマートフォンなどではFBのシステムを端末ごとに作る必要があり、メーカーと提携したと説明。不正利用は確認されていないとしている。

 端末メーカーはアップルや韓国サムスン電子、アマゾン・コム、カナダのブラックベリーなどのほか、中国の華為、聯想(レノボ)グループ、OPPO(オッポ)、TCL集団など。日本企業が含まれているかは明らかになっていない。(共同)