Thursday, June 07, 2018 11:11 AM

ロシア、米輸入制限を批判 利己的な通商政策に反対

 ロシアのプーチン大統領は7日、テレビを通じた毎年恒例の国民との対話で、トランプ政権が欧州連合(EU)などを新たに鉄鋼とアルミニウムの輸入制限の対象としたことを批判した。「利己的な政策」で国益を追求すべきではないとした。

 米国が自らのルールを他国に押しつけているとするプーチン氏自身の長年の主張が裏付けられたとも主張し、明確な国際貿易ルールの必要性を訴えた。

 米輸入制限は「事実上の制裁」で、ウクライナからのクリミア編入を理由にした対ロシア制裁と同種の行為だと批判。米欧間に生まれた亀裂に乗じ、欧州諸国に対ロシア制裁解除を促した。(共同)