Friday, June 08, 2018 11:11 AM

優勝候補は独、ブラジル 続くスペイン、フランス

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は32チームが参加して14日に開幕する。前回大会覇者のドイツと最多5度の優勝を誇る「王国」ブラジル、2010年大会王者のスペイン、高い攻撃力が武器のフランスが優勝候補に挙がる。30代で臨むロナルド(ポルトガル)とメッシ(アルゼンチン)の二大スターのプレーにも注目したい。日本は2大会ぶりの1次リーグ突破を目指す。

 F組のドイツはミュラー、クロース、GKノイアーら前回の優勝経験者が9人。06年に就任したレーウ監督の下、ボール保持率を高める試合運び、一瞬の隙を突く速攻のどちらも高いレベルにある。メキシコ、スウェーデン、韓国との1次リーグは1位突破が有力だ。1958、62年のブラジル以来となる2連覇への最初のヤマ場は、コロンビアかイングランドが勝ち上がってきそうな準々決勝か。

 ブラジルは2月下旬に右足を負傷したネイマールが復活した。ガブリエルジェズス、コウチーニョらと組む攻撃陣は大会屈指。南米予選の途中から率いるチチ監督は守備の改善にも取り組み、就任後の12試合で3失点と安定した。スイス、コスタリカ、セルビアとのE組を1位通過すれば、決勝トーナメントで当たりそうなのはメキシコやベルギーで、ベスト4進出は堅いだろう。(共同)