Monday, June 11, 2018 10:23 AM

米軍F15戦闘機が墜落 防衛相、再発防止を要請

 11日午前6時25分ごろ、那覇市の南約80キロの海上で、飛行訓練中だった米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属のF15戦闘機が墜落した。搭乗者はパイロット1人で、緊急脱出し救助された。小野寺五典防衛相は米軍に対し、安全管理の徹底と再発防止を要請。沖縄県は米軍機のトラブルが続発している事態を重く見て、近く米側に抗議する。

 翁長雄志知事は、米軍機の相次ぐトラブルに関し「そういう状況が当たり前だということでは、将来の子孫に責任を持てない。先進国でこういう国はないのではないか」と強い不快感を表明した。県は、安全が確認されるまでの同型機の飛行中止を米軍に求めた。

 県は12日に防衛省沖縄防衛局に抗議する予定で、嘉手納基地を抱える沖縄県沖縄市、北谷町、嘉手納町で構成する三市町連絡協議会も再発防止を申し入れる。(共同)