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Monday, June 11, 2018 10:26 AM

日大理事長辞任求め署名　752人分、組合提出

　日本大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、日大教職員組合は11日、背景に学校法人のトップである田中英寿理事長の一元統治体制があるとして、田中氏や理事を務める大塚吉兵衛学長の辞任など、上層部の一新を迫る要求書に賛同する教員ら752人分の署名を大学側に提出した。

　組合によると、要求書を大学に出した5月31日から今月8日までの間、約7000人の教職員がいる日大と付属高のうち、組合員がいる職場を中心に署名活動を実施。応じた人の大半は教員で、元教員も含まれる。報復人事の恐れがあるとして、大学側に提出する際に氏名を公開して良いかを一人一人に確認した。

　組合の文理学部支部長の初見基教授は11日の記者会見で、「理事会の半数以上は田中氏の息がかかった人が選ばれ、チェック機能がない」と指摘し、上層部の一新による抜本的な改革を訴えた。文理学部の後藤範章教授は大学のオープンキャンパスの来場者が前年比で6割減った学部もあるなど深刻な影響が出ていると明らかにした。（共同）