Monday, June 11, 2018 10:26 AM

数カ月野宿、直前なた購入 新幹線殺傷、22歳男供述

 東海道新幹線で9日夜、乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された無職小島一朗容疑者(22)が「数カ月間、長野県内で野宿生活し、事件直前に同県内でなたと果物ナイフを購入した」という趣旨の供述をしていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 神奈川県警は長野県内で事件を計画後、上京した可能性があるとみて裏付けを進める。同日、容疑を殺人に切り替えて送検した。

 県警によると、小島容疑者は事件当日まで長野県内で野宿するなどし、9日午前に電車で東京に向かい、東京駅で新幹線に乗り換えたと供述している。県警は当初、名古屋行きの自由席券を持っていたとしていたが、指定席券だったことが新たに判明した。東京駅などの防犯カメラを分析して、経緯や足取りを捜査する。(共同)