Tuesday, June 12, 2018 11:18 AM

内閣委員長解任案を提出 カジノ採決阻止へ野党

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案を巡り、立憲民主党など野党6党派は12日午後、衆院内閣委員会での13日採決を職権で決めた山際大志郎委員長(自民党)の解任決議案を衆院に提出した。14日の本会議で与党の反対多数により否決される見込みだが、それまで内閣委を開催できないため、13日採決は阻止される。

 これを受けて、与党側は15日の内閣委でIR法案を採決した上で、遅くとも19日の衆院通過を目指す。一方、審議不十分と批判する野党は、法案を所管する石井啓一国土交通相の不信任決議案提出なども視野に、抵抗を続ける構えだ。

 山際氏は12日午前の内閣委理事懇談会で、13日採決を決定。理事懇後、与党理事は記者団に「審議時間は他の重要法案と比べても遜色はない。十分に審議したと自負している」と強調していた。与党は20日までの会期を延長し、今国会での成立を図る方針。(共同)