Wednesday, June 13, 2018 11:28 AM

米地裁、ワーナー買収容認 AT&T、巨大メディアに

 米連邦地裁は12日、通信大手AT&Tによるメディア・娯楽大手タイム・ワーナーの買収計画を容認する判断を示した。競争が阻害されるとして差し止めを求めた司法省の訴えを退けた。通信インフラと豊富なコンテンツを抱える巨大メディア企業が誕生する見通しとなった。

 地裁は「米政府は主張を立証できなかった」と指摘し、条件を付けずに買収を認めた。AT&Tは声明で20日までに統合を完了させる方針を示し、「手頃な価格でどこでも見られる娯楽を届けたい」と述べた。携帯端末への動画配信を強化する考えだ。

 米メディアによると、司法省は同地裁の判断を精査し、上訴するかどうかを検討するという。(共同)