Thursday, June 14, 2018 10:56 AM

北朝鮮早期非核化で一致 制裁解除は完全実現後

 ポンペオ米国務長官は14日、ソウルから北京に入り、王毅国務委員兼外相と会談した。ポンペオ氏は会談後の共同記者会見で北朝鮮の非核化をできる限り早期に達成することで合意したと明らかにした。また、北朝鮮への制裁解除は完全非核化が実現した後になると改めて強調した上で、適切な時期に解除することで王氏と合意したと述べた。

 ポンペオ氏は、王氏が国連安全保障理事会の制裁決議の完全履行を尊重する考えを示したと明らかにした。北朝鮮が保有する核・ミサイルの全容を把握することが極めて重要だとして、近く米朝間で協議する意向を表明。一方で、非核化に向けて多くの課題があり「達成できないリスクもまだある」とも述べた。

 王氏は会談を実現させた米朝両首脳に「称賛の意」を示した上で「(米朝首脳会談で)達成した共通認識を着実に実行するよう希望するとともに、実行できると信じている」と述べた。(共同)