Monday, June 18, 2018 11:09 AM

米大統領娘婿に接触図る 北朝鮮、首脳会談実現へ

 ニューヨーク・タイムズ電子版は17日、北朝鮮が昨年夏、史上初の米朝首脳会談の可能性を探るため、シンガポール在住の米国人投資家を通じトランプ大統領の娘婿クシュナー大統領上級顧問に接触を図っていたと報じた。今月12日の首脳会談の実現につながる一要素になったという。

 トランプ氏の判断に強い影響力を持つとされるクシュナー氏の影の役割が改めて浮き彫りになった。昨年は北朝鮮が7月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射、9月には6回目の核実験に踏み切り米朝関係は悪化していたが、トランプ政権には非核化後に経済開放や投資拡大を狙う考えもあった。

 同紙によると、米国人投資家は途上国での鉱業ビジネスを手掛けるガブリエル・シュルツ氏。経済制裁が強化される前に北朝鮮と取引があった。数年前からトランプ家とも親交があったという。(共同)