Monday, June 18, 2018 11:09 AM

米朝首脳、電話で再協議か 非核化、演習中止が焦点

 12日にシンガポールで歴史的な米朝首脳会談に臨んだトランプ大統領は17日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と電話で再協議する可能性がある。電話会談があれば12日の共同声明に盛り込まれた「完全非核化」への具体的な協議の進め方や、トランプ氏が意向を表明している米韓合同軍事演習の中止に向けた対応が焦点となりそうだ。

 トランプ氏は15日、FOXニュースの番組などで「父の日」に当たる17日の過ごし方として「仕事だ。北朝鮮に電話する」などと発言し、電話会談の実施を示唆した。トランプ氏は史上初となった12日の米朝首脳会談後の記者会見などで、過去に金正恩氏と電話で話したことがあるとも明らかにしている。

 トランプ氏は17日、ツイッターで合同軍事演習中止について「会談で申し出たのは私の方だ」と説明。「ただ会ったことを理由に、北朝鮮に大量の成果を与えたという偽ニュースはなんとおかしなことか」と批判した。(共同)