Wednesday, June 20, 2018 11:00 AM

ガザからロケット弾45発 イスラエル軍が報復攻撃

 イスラエル軍によると20日、パレスチナ自治区ガザからイスラエルに向けて45発前後のロケット弾や迫撃砲弾が発射された。軍は報復としてガザを実効支配するイスラム組織ハマスの関連施設25カ所程度を空爆した。イスラエルとガザの間で報復が連鎖し、さらに緊張が高まることが懸念される。

 ガザでは3月末からイスラエルや米国に対する抗議デモが断続的に発生し、これまでにイスラエル軍の銃撃を受けるなどしたパレスチナ人125人以上が死亡、1万数千人が負傷している。

 ガザのデモ参加者らが発火物を取り付けた風船やたこを放ち、イスラエルの森林や農地で火災被害が拡大。イスラエル軍が風船などを飛ばそうとしている若者やハマスの関連施設を攻撃するなど緊張が高まっていた。(共同)