Wednesday, June 20, 2018 11:03 AM
客室持ち込み粉末検査へ 主要航空会社、月内にも
日本の主要航空会社が、米国到着便に搭乗する乗客に対し、粉末を対象にした新たな手荷物検査を月内にも始める方針を固めたことが分かった。複数の空港関係者が20日、明らかにした。米国政府の要請で相次いで強化している搭乗前のテロ対策の一環。搭乗ゲート付近で無作為に乗客を選び、客室に持ち込む荷物を調べ、一定量以上の持ち込みを禁止する方針だ。空港関係者によると、粉末に特化した本格的な搭乗前検査は国内で初めてという。
外国の航空会社も同様に対応する見通しだ。航空専門家は「一部の粉末は摩擦で発火し、手を加えれば爆発物になり得る」としてテロに使用される危険性を指摘、抑止効果があるとみている。ただ、新たな検査は一定の時間を要するため、乗客の混乱や出発遅延を招く恐れもありそうだ。
空港などによると、新千歳、羽田、成田、中部、関西、福岡の各空港に米国直行便がある。(共同)
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