Wednesday, June 20, 2018 11:04 AM

住宅被害、千数百棟か 危険判定実施、学校再開も

 大阪府北部で起きた震度6弱の地震で、京都、大阪、兵庫、奈良の近畿4府県の住宅被害が千数百棟に上る可能性があることが20日、総務省消防庁や各自治体への取材で分かった。

 被害が大きかった大阪府高槻市では同日、休校していた小中学校が授業を再開、住宅の応急危険度判定も始めた。他の自治体も順次判定を進めており、雨や余震が続く中、復旧に向けた動きが出てきた。

 消防庁や各自治体が確認した地震による住宅損壊は、大阪府481棟、京都府313棟、奈良県3棟、兵庫県2棟の計799棟。このほか集計が済んでいない大阪府の高槻、茨木、枚方各市などの住民から住宅被害を訴える通報が1000件以上寄せられており、実際の損壊棟数も千数百棟に上る可能性が高い。死者は大阪府で5人、負傷者は7府県で435人。(共同)