Wednesday, June 20, 2018 11:04 AM
首相、日EU協定署名へ 7月中旬、欧州中東歴訪
安倍晋三首相は7月11日からベルギー、フランス、中東を歴訪する方向で調整に入った。欧州連合(EU)本部があるベルギー・ブリュッセルで、昨年妥結したEUとの経済連携協定(EPA)に署名。フランスでは、自衛隊とフランス軍が物資と役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)の署名実現を目指す。中東の訪問先は、サウジアラビアとエジプトが浮上している。政府関係者が20日、明らかにした。
EUとのEPA署名は、世界経済が貿易摩擦で揺れる中、自由貿易の重要性を改めて訴える狙いがある。来年3月下旬までの発効を目指す方針。発効すれば、世界の国内総生産(GDP)の約3割を占める巨大経済圏が誕生することになる。首相は、EUのトゥスク大統領やユンケル欧州委員長と会談する。
フランスではマクロン大統領と会談し、アジア太平洋地域の海洋安全保障分野を巡る連携や北朝鮮の完全非核化に向けた緊密協力を確認する。パリを中心に開かれる日本博「ジャポニスム2018」の開会式や、7月14日のフランス革命記念日の軍事パレードに出席する予定だ。(共同)
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