Thursday, June 21, 2018 10:53 AM

米国の「恐喝」に強く反発 中国商務省、対抗措置も

 中国商務省の高峰報道官は21日の記者会見で、米国が年間2000億ドル(約22兆円)相当の中国製品に対する追加関税を検討していることについて「極限まで圧力をかけて恐喝しようとするやり方には反対だ」と強く反発、中国は対抗措置を取る用意があると改めてけん制した。

 高氏は「米国は関税の手段を乱用して世界各地で貿易戦争を引き起こし、世界の貿易秩序を著しく破壊しようとしている」と非難。追加関税の対象品目を米国が公表すれば「中国は量と質を兼ね備えた総合的な措置を取り、自国の利益を守る」と強調した。

 米国は15日、中国の知的財産権侵害を理由に500億ドル相当の輸入品に追加関税を課す制裁の発動を決定。中国が報復措置を発表したため、トランプ大統領はその後、2000億ドル相当の中国からの輸入品に追加関税を課すよう検討を指示した。(共同)