Thursday, June 21, 2018 10:54 AM

不法移民対策、場当たり的 米政権、親子収容にも課題

 トランプ大統領は20日、不法移民の親子を別々に拘束していた政策を改め、一緒に収容する方針を示したが、実現に向けた課題は多い。長女イバンカ大統領補佐官の意見を聞き入れて方針転換を突然決めたが、場当たり的な対応で問題が解決するのか疑問視する声が早くも出ている。

 トランプ氏は親子を一緒に収容するよう求める大統領令に署名後、ミネソタ州で演説し「家族は一緒にするが、国境は強固にする」と述べ、不法移民に厳しい「不寛容政策」の堅持を強調した。

 米紙によると、親子を分離して拘束する強硬策は「不法入国をためらわせる抑止効果が期待できる」と政権内で支持する意見もあり、高官らは正当な措置と主張してきた。(共同)