Thursday, June 21, 2018 10:58 AM

イラク日報新たに3日分 防衛省、緊迫した内容なし

 防衛省は21日、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が新たに3日分、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)の外付けハードディスクの中で確認されたと明らかにし、日報を公表した。緊迫した様子を示す記載はなかった。

 防衛省によると、既に発見していたハードディスク11台の中にあった約135万件のファイルを精査して見つけた。大野敬太郎政務官が日報隠蔽問題の調査結果を5月23日に公表した際、100万件を超えるファイルの1件1件を確認しており、新たに日報が明らかになった場合は速やかに公表すると説明していた。

 公表されたのは現地で復興支援に当たった本隊の復興支援群の2004年7月28日と12月13日、食事などで支援群の日常業務を支えた復興業務支援隊の04年2月15日の計3日分。いずれも宿営地がある南部サマワに派遣された部隊について「人員・武器・装具異状なし」などと記され、治安悪化を伝えるような内容はなかった。(共同)