Friday, June 22, 2018 11:24 AM

100万バレル増産で暫定合意 OPEC、7月から

 石油輸出国機構(OPEC)は22日、ウィーンで定時総会を開いた。2017年1月から続けてきたOPEC加盟国と非加盟国の協調減産の規模縮小を議論し、ロイター通信によると、7月1日から非加盟国と協調して世界の供給量の約1%に相当する日量100万バレル増産することで暫定合意した。最近の原油高に対応する。

 原油安への対応策として始まった協調減産は、原油を安定的に供給し原油価格の激しい変動を抑えるため、新たな段階に入る。

 ロイターなどによると、声明に具体的な数値は盛り込まれない見通し。増産に対応できない産油国があるとみられ、実質的には日量60万バレル程度増になるという。(共同)