Monday, June 25, 2018 10:50 AM

移民女児、実は母と一緒 世界に拡散の報道写真

 米当局によって不法移民の家族が引き離される象徴として世界に報じられた写真に写る女児が、実際には母親から離されていなかったことが分かった。米メディアが25日までに報じた。米国では拘束した不法移民の親と子を別々の施設に収容する措置が相次ぎ、問題になっている。

 報道によると、女児は2歳前後で、ホンジュラスから米国に亡命申請し、テキサス州国境で拘束された母親を見上げて泣いていたとされた。写真は米国境警備当局に同行した報道カメラマンが12日に撮影、世界中に広まった。

 しかし女児の父親は米メディアに「引き離されていなかった」と証言。当局者も引き離しがなかったと確認した。母親が数分間の身体検査を受けた後に抱き上げると、女児は泣きやんだという。(共同)