Monday, June 25, 2018 10:51 AM

朝鮮戦争開戦68年で式典 ソウル、南北軍事会談も

 朝鮮戦争(1950〜53年)開戦から68年となった25日、ソウルで韓国政府主催の記念式典が開かれた。韓国と北朝鮮による4月の南北首脳会談で年内に終戦宣言を行うことが合意され、敵対してきた米朝の首脳会談も実現するなど緊張緩和が進む中での開催。李洛淵首相は「奇跡のように訪れた平和の機会を政府は必ず生かしていく」と誓った。

 韓国国防省は25日、ソウル北方で大佐級の南北軍事会談を開催し、偶発的な軍事衝突防止などをうたった4月の板門店宣言の履行のために、軍当局間の通信を早期に復旧する必要があるとの認識で一致、必要な資材や装備に関する協議に着手すると発表した。

 韓国から一部資材を提供する可能性もあるが、光ケーブルなどの提供は対北朝鮮制裁に抵触するとの指摘もあり、国防、外務両省間で調整する見通し。(共同)