Tuesday, June 26, 2018 11:22 AM

ミルクや薬、遺骨は認める 米国便粉末検査、30日から

 米国到着便の搭乗客に導入する粉末を対象にした新たな手荷物検査で、粉ミルクや医薬品、遺骨は、安全と確認されれば、規定量以上でも客室への持ち込みを認める方針であることが26日、空港関係者への取材で分かった。検査は米国到着便のある空港で30日から始まることも判明した。

 空港関係者によると、粉末検査は、米国政府の要請で相次いで強化しているテロ対策の一環で、日本の主要航空会社が実施。無作為に選んだ乗客の手荷物を調べ、350ミリリットル以上の粉末があれば客室への持ち込みを禁じる見込みだ。

 ただ、赤ん坊連れの乗客が所持する粉ミルクや処方された医薬品、遺骨、専用の袋に入った未開封の免税品は、危険性がないと判断すれば持ち込みを認める方針だ。(共同)