Wednesday, June 27, 2018 10:35 AM

交番襲撃後、十数分徘徊か 拳銃、刃物持ち元自衛官

 富山市の交番襲撃事件で、警備員に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された富山県立山町の元自衛官島津慧大容疑者(21)=入院中=が、交番の警察官を襲い拳銃を奪った後、拳銃や刃物を持ったまま十数分間、小学校周辺の住宅地を徘徊していたとみられることが27日、県警や目撃者の証言で分かった。県警はなぜ最終的に小学校へ侵入したのか、島津容疑者の足取りをさらに詳しく調べている。

 県警によると、島津容疑者が富山中央署奥田交番に現れたのは26日午後2時ごろ。交番所長の稲泉健一警部補(46)=同市=ともみ合いになった。同7分に交番にいた相談員が「刃物を持って男が暴れている」と110番。同11分には、相談員が助けを求めた近くの店の男性が再び110番した。

 交番から約100メートルの同市立奥田小付近で、警察官から発砲を受け、島津容疑者が逮捕されたのは同25分ごろ。直前に警備員中村信一さん(68)=同市=に発砲していた。(共同)